僕たちが死ぬまであと七日 レビュー感想

プレイ
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実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_P_LqURxB4PELEDTSYSWEkjPiZN55ej0

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レビュー感想

『端木斐異聞録』の作者さんの新作。

ジャンルも前作から打って変わってサイコサスペンスで、今回はお得意のミステリー要素もほぼなし。

世界観は多少繋がってるが、単独でも問題なくプレイできる。






他のレビューにもある通り、タイトルにギミックが仕込んである。

タイトルや前情報を見て、最初は主人公が7日以内に必ず死ぬ話だと思ってプレイしたが、1週目に必ず到達するルートでいきなり主人公生存エンド。

まずそこで軽く驚く。
「タイトルに偽りあり」と思いつつも、背後に隠れてるであろう本当の意味が気になり出す。


そんな疑問を持ちながらストーリーを進めていくと、不穏な空気は増す一方。

登場人物は主人公も含めて皆闇を抱えてて、ジャンル通りサイコでもあるが、それよりも生々しいぎすぎす感と表現した方が近い。

話の途中で殺人事件も起こるけど、それが霞むくらい人間のやり場のない悪意を感じた。


そしてトゥルーまで話を進めた時、タイトルの真の意味が遂に判明する。

作者からすればしてやったりだろうし、プレイヤーからしても内容の是非はともかく、物語としては多くの人が納得だろう。

何よりそこで描かれる結末は中々シビアでした。






ちなみにこのゲームには主要人物が5人いるが、1人だけなぜか白髪の生徒がいる。

他の登場人物が全員現実寄りな身なりなだけに、場違い感が凄い。


とはいえアニメなんだし、気にしても仕方ないのかもしれない。

……なんて思ってたら、まさか白髪にも理由があったとは。


物語の結末や白髪の生徒の正体は自身の目で確かめてほしい。






C 65点