Tokyo Detectives レビュー感想

プレイ
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レビュー感想



作者も公表してる通り、ダンガンロンパや逆転裁判に影響を受けて作られたゲーム。

議論パートではお約束通り、矛盾した発言に証拠を突き付けて真実に近付いていく。


このシステムはある意味完成されてて、誰が作ってもある程度は面白くなるといっても過言ではない。

本作はデスゲームものではないんだけど、それでも違和感なく取り入れられるし、その意味でも万能だ。


ちなみに上記で挙げた作品と異なる点として、主人公が警察官という違いがある。

警察内の人間関係の話も少しあったけど、そこら辺は深掘りされずに終わったので、もしかしたら別作品でやるのかもしれない。






話の構成はオムニバス形式のシナリオが全3話あって、その中で証拠を集める調査編と、犯人が誰かを議論する真相編に分かれてる。

調査編は登場人物がかなり淡白で面白みに欠けたものの、真相編は面白かった。

何せ話自体にデスゲーム要素はないのに、議論の仕方は完全にデスゲームもののそれ。
演出もちゃんと作られてるし、推理もどんどん色々な事実が明らかになっていく。

推理には粗や強引なところが結構あったけど、終わってみれば面白かった。


一方のグラフィックは、3Dなこともあってか全体的に作り込まれてた。
中でも画像が少なくて状況が把握し辛い場面がほぼないのはありがたかった。

ストーリーの粗とは裏腹に、親切さはかなりあるゲームでした。






逆に短所は前述の通り登場人物がかなり淡白なことと、推理に粗や強引なところが結構あったこと。

ただ前者は『フィギュアディテクト』や『ドールリコレクト』の淡白さが気にならない人なら、特に問題ないと思います。

後者は本格的な推理ゲームには期待せず、リスペクトを楽しむと割り切ればそこまで気になりません。


総評としては万人にはおすすめし辛い一方で、内容に引っ掛かった人ならプレイして損はないと思います。






C 60点