紅のプライヴェート・アイ レビュー感想

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レビュー感想

『斬奸修羅界トウキョウ』の作者さんの新作。

お得意の事細かに考証された上で書かれる戦闘描写は今作でも健在。

あえて違いを挙げるとすれば、全体的にコミカル寄りになった。






主人公のヒトミは、事件の犯人を物理で殴って捕まえる探偵。

それも生半可ではなく相当に武術に長けてて、とても女子高生とは思えない超人的な身体能力を持ってます。


とはいえ探偵の肩書き自体はバリツ探偵部という部活から取っただけの、自称探偵
(バリツとはシャーロック・ホームズの習得していた武術のことらしい)

武術以外では周囲からの信頼もほとんどないのが悲しいが、本人は特に気にしてない様子。

そこら辺は完全にギャグで、復讐がテーマだった前作からのギャップが凄い。






そんな主人公の能力値からも分かる通り、物語のメインは犯人との壮絶な武闘。

対する敵側もかませ犬ではなく、主人公同様に強キャラで一筋縄ではいかない。

強者同士のハイレベルな技の見せ合いと駆け引きは、まさに命懸けの戦いだった。


推理要素もほんの少しだけあるが、あくまでおまけ程度。

どちらかといえば戦闘の盛り上がりを引き立てるような推理で、特に2話のトリックは武術の駆け引きとも絡み合って上手くまとまってた。






話はオムニバス形式で、1話30分程度なので、気軽に読めるのもありがたい。


現在は2話までプレイできるが、どちらも面白かったので、続きがあるのなら期待したい。






C 60点

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追記

本作を含め、この作者さんのゲームは全て削除されてしまったようです。

結局本作がこの作者さんの制作した最後のゲームになってしまった……。