魔鏡探偵ピノ・ノワール レビュー感想

プレイ

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レビュー感想



アツマール終了で消える良作第四弾。

……と言いたいところだけど、残念ながら既に公開停止になってしまった。

それでも気になる人は、実況がいくつかアップされてるので、よければ視聴してみてほしい。


本作はバディもののミステリー風ADV。

あくまでミステリー風なので難しい推理はほぼない。
ゲーム的には探索がメインで、人がいる館の中で謎解きをする感じだ。

ほんのりホラー要素もあるので、実際にプレイした印象としては王道ホラー感が強かった。






本作は操作キャラを切り替えて先に進めるタイプのゲームだ。

それ自体はバディものあるあるだけど、他との違いとして操作キャラの一人が鏡の中を移動できる。
というより鏡の中しか移動できなくて、更に他人との意思疎通も相棒としかできない。

つまり一長一短の能力を駆使しながら謎を解いていくことが求められる。
そこら辺はまさに王道ホラー的なギミックでとてもそそられた


本作の一番の売りは登場人物がみんな良い人なことだろう。
鏡の中では人物の本音を聞くことができるんだけど、そこですらみんな良い人だ。

プレイヤーによってはむしろスパイスが足りないと感じるかもしれないし、個人的にもそれはあった。

だけどその割には退屈に感じなくて、不思議と最後までプレイさせる魅力があった。

その理由はやはり、上記にも書いた通り、そそり方が上手いからだろう。






一方でミステリーとしては物足りなかったのが正直なところ。

特に〇〇〇の正体は、ほとんどの人が序盤で気付きそうだ。
全体的に伏線があからさますぎたので、推理メインじゃないにしても、もう少し隠した方が良かったと思う。

とはいえ意外だったこともあって、この作風で〇〇症を絡ませてくることは完全に予想外でした。

結論としてはミステリーに過度な期待をしなければおすすめです。



最後にもう一つだけ惜しいところを書くと、物語は完全には完結しません。

といっても事件は解決するので、そこまで気にならないとは思います。






C 60点