アンティーク・ワンダーランド レビュー感想

プレイ
https://novelgame.jp/games/show/9206

実況
https://www.youtube.com/@haoxgame/search?query=ワンダーランド

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レビュー感想



父親を亡くした記憶喪失の少女アーリィ。

訳あって魔道具と話せるというラビに拾われ、イギリスの魔道具骨董屋で働くことに。

だが物語は予想だにしない展開へと大きく二転三転し始める






このゲーム、最初は異能ありのミステリーくらいに思ってたけど、良い意味で裏切られた

物語の後半からは、さながらワンダーランドのアトラクションのごとく、縦横無尽に駆け抜けた。

終わってみればこのゲームのジャンルが何なのか分からなくなってしまった


それでもこの物語の芯を一言で表すなら「アリスを魔改造したメルヘンノベル」だろう。
こういう原作とは似ても似つかない、センスオブワンダーな改変ものは個人的にも好きな部類だ。

実際メルヘン系はあまり好きではないにもかかわらず、本作のことは好きになれた。
舞台が現代のイギリスなのも良かったし、メルヘン系の新たな可能性も感じた。






意外な評価ポイントとしては、キャラクターが良かった

思えば最近、登場人物がみんな「かわいい&かっこいい」ゲームを全然やってなかった。
だからこそ本作をプレイして、直球の力強さを改めて思い知った。

もちろん見た目が良いだけではなく、物語の中での立ち振る舞いも皆素敵だった。

何より実際に感情移入しやかったキャラもいたし、好きになったキャラもいた
ちなみに本作で特に好きになったキャラはビルでした。






賛否が分かれそうな点としては、描写や説明の物足りなさは所々にあった。
例えばラビが消える事実が判明しても誰も無反応なところとか。

一方で本作はある程度意図して描写や説明を淡白にしてることも体感として伝わってきた。

とはいえ意図を汲み取れないプレイヤーも一定数出てくると思う。
そういう人は淡白なのがこのゲームの作風だと割り切ってプレイするのがいいと思います。


あとこれは個人的な感想だけど、欲をいえばノベルではなくRPGかADVでプレイしたかった

もちろんこんなことを言っても仕方ないし、何を作ろうと作者の自由です。

いずれにせよ次回作はRPGらしいので、それにも期待したい。






C 65点

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コラム

これは個人的に感じてることだけど……。
最近はキャラに対して、「かわいい&かっこいい」よりも、タレント性が重視されてる気がします。
中でもunityroomやウディコンでその傾向が強い。

ちなみにこれはプレイヤーではなく作者が重視してるという話です。

ただ「それが何なのか」は現時点では上手く説明できないので、今回は感じてることを報告しただけです。