黄昏刻の記憶 レビュー感想

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レビュー感想

主人公の少女、夕映は探偵事務所で目を覚ます。

彼女は火事と軍服の青年の記憶以外覚えておらず、探偵を名乗る亜門と共に記憶を取り戻す旅に出る。

だが記憶と酷似する出来事があった村は、いわくつきの場所で……。






本作は一般的なフリーホラーとは構成が少し異なる。

まずゲームスタート地点が火災現場の真っ只中。
オープニングの演出で火事が起こることはあっても、実際に脱出ゲームが始まることは稀だ。
だからこそ少し驚いたし、冒頭のつかみとしても、この先どうなるんだろうと想像が膨らんだ。

そして火の海から脱出すると、視点が謎の軍人から記憶喪失の主人公、夕映に切り替わる。
ここからが本編なんだけど、今度は逆に屋内に閉じ込められてすらない。

他にも普通なら端折られるような、目的地に辿り着くまでの道中の描写なんかもある。
だけどそこにはちゃんと意味があって、注意深く読むとしっかりと伏線が張られてて、期待が高まった。






とはいえ話をある程度進めると、フリーホラー定番の館の探索が幕を開ける。
そしてもちろん、襲ってくる化け物もいる。

そんな敵の猛攻を、助っ人の登場や所長の覚醒によって何とか突破。
しかし主人公は捉えられてしまい、そこで一章終了。

一部の伏線も回収されて、次章に期待が持てる良い幕引きだった。






具体的な感想も書くと、本作のテーマの一つがなことに魅力を感じた。

それに水とかはよくあるけど、炎は意外とありそうでない主題だと思った。
実際に炎がテーマのフリーゲームを挙げようと思っても、ぱっと思い浮かばない。

主人公は火にトラウマがあるみたいだし、そこら辺がどう絡んでくるのかにも期待したい。


最後に難点も挙げると、冒頭の脱出が何の説明もなくいきなり始まるのが気になった。
プレイヤーによってはそこで投げるかもしれないし、そうなったらとても勿体ない。

いっそ冒頭の脱出だけは飛ばせるようにするのもありだと思います。






評価B 70点

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追記

次章の公開予定日から数年経つけど、今のところ音沙汰はない。
遂にはアツマール閉鎖と共に、ゲームが消えてしまった……。

とはいえまだ可能性はあると思うので、続きを心待ちにしてます。

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