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狼ゲーム

今回取り上げるゲームは久々の人気作。
それこそフリーゲーム黄金期の代表作の一つとして数えられるゲームだ。
内容は毎度お馴染みの推理デスゲーム。
圧倒的な華やかな狂気とエンタメがプレイヤーを待ち受ける。
ちなみに今回は旧作レビューです。
感想としてはとにかく正統派の推理デスゲーム。
彩度の高いグラフィックで描かれる、疑心暗鬼なキャラクターたちとその駆け引き。
まさに「こういうのでいいんだよ」と言いたくなるデスゲームだ。
それでもあえて特徴を挙げると、他のデスゲームと比べて話の展開のスパンが短い。
あっという間に1巡2巡としていって、ラストまでノンストップで駆け抜けていく。
そこに本家にはないフリーゲーム的なライトさを感じられて、それがとても心地良かった。
ちなみにルール的に本家と異なる点を挙げると、本作は犯人を間違えても全員処刑にならない。
個人的にはこっちのルールやシナリオの方が好みなので、そこはかなり良かった。
一方で短所も挙げると推理の内容は普通。
これは先程特徴として挙げたスパンの短さも関係してて、全体的にシンプルなトリックが多い。
そのため他の推理デスゲームのような複雑な議論を期待すると、肩透かしを食らう。
とはいえ質が低い訳ではないので、ミステリーが好きな人もそれなりに楽しめると思う。
それと賛否分かれる点として、本作の登場人物には悪人が多い。
絵柄に反して割とぎすぎすしてるので、そこは要注意。
狼ゲーム アナザー
タイトルにアナザーとあるけど、本作は実質リメイク、あるいはトゥルールートといえる内容。
大まかな内容は前作から大きく変わらないものの、演出やシナリオの完成度が向上した。
そしてこのアナザーが世に出たことで、狼ゲームの存在はより確固たるものになる。
前作と比べて具体的に良くなった点はいくつかある。
その中からまず挙げたいのは、遺体発見時の演出の追加。
前作の淡白な感じから一転して盛り上がったし、あるとないとでこんなに違うのかと改めて実感したな。
それと今回は推理デスゲームの途中で別のデスゲームが始まるんだけど、それも良かった。
おかげでマンネリ化しなかったし、内容も皮肉が効いてた。
そして途中で脱出した参加者がいたのは、前作からの伏線が効いてることも相まって、アツい展開だった。
そもそも途中で脱出する人が現れるデスゲーム自体非常にレアだし、その意味でも衝撃だったな。
何より最後の議論パート以降は本当に怒涛の展開だった。
犯人を処刑すべきかという議論は、最早推理の枠を超えた善悪のぶつかり合い。
このシーンに限らず、本作は本家よりも、むしろ『キミガシネ』に近いテーマ性を秘めてるように感じる。
そしてそれを乗り越えて迎えたラストでは、とある姉弟が別々の選択をすることになる。
そのラストシーンには本当に心打たれたし、『おおかみこどもの雨と雪』を彷彿とさせられた。
というより狼繋がりで本当に狙ってやったのかもしれない。
そしてもしそうだとしたら、本当に秀逸なシナリオだと思う。
最後に総評を書くと、純粋で圧倒的なエンタメ性を本作から感じ取った。
そういう評価軸がある訳ではないけど、キャラものとしては文句なしの満点だ。
このゲームが人気作になったことは、ゲーム史の財産だと思う。
評価A 80点
