プレイ
https://www.freem.ne.jp/win/game/23943
実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMkQo-m4xY8i8w4fcPjqEoWPfSirZSwgv
レビュー感想
本作はよくあるホラーゲームのようで、ある変化球が仕込まれてる。
それは前半と後半でゲーム性が大きく異なることだ。
具体的には前半は探索ホラーだけど、後半に入るとデスゲームが幕を開ける。
今回も旧作デビューだけど、本作は時間と共に評価が上がっていった、稀なタイプのゲームだった。
言い方を変えると、再評価されたゲームだ。
ちなみにその理由はコラムで書きます。
本作の売りは前半から後半への変化だけど、単なる抱き合わせではなく、それぞれ単体で質が高い。
前半の探索ホラーは、館の住人たちが登場して主人公の助太刀をしてくれる。
だけどそれとは別に、それぞれの思惑が見え隠れし、どろっとした感触もある。
敵か味方か疑心暗鬼になりながらの探索を強いられ、いつ裏切られるかという恐怖があった。
そして案の定、裏切りのバッドエンドも存在する。
終わってみれば前半は安直な脅かしでは味わえない、上質なホラーを体験できた。
だけど本当に面白くなるのは後半から。
実のところ後半の話は、厳密にはデスゲームですらない。
ただそれっぽいだけで、実際にはあらがう手段すらほぼ皆無の、死を待つしかない絶望的状況。
それでも主人公たちは僅かな望みに賭けて色々と試行錯誤をしていくが、それすら空振りに終わる。
最後に生き残るのが〇〇者ですらないのは、本当にやるせなかった。
ある意味、これは確かにデスゲーム単体ではやりづらいギミックだった。
言ってしまえば主人公たちの命懸けの抵抗によって、やっとマイナスがゼロになっただけ。
だからこそ尊かった。
正直なところ、話は鬱シナリオで読後感も悪く、万人向けとは言いがたい。
だけど好きな人はきっと好きになる、そんな物語だった。
C 60点
コラム
実は最近、探索ホラーが減ってるように感じてました。
とはいえ個人的な心境でそう感じてるだけの可能性もあったので、記事には書かなかった。
だけど年末の雑談配信でとある実況者さんも同じことを言ってて、「あ、やっぱりそうなんだ」となりました。