神林家殺人事件 レビュー感想

プレイ
https://www.freem.ne.jp/win/game/10656

実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_P_LqURxB4MPv6BDhxb5JG3AlOJuxXcx

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レビュー感想



今回取り上げるのは、フリーゲームを代表する推理ゲームの一つ

そう言いたくなるくらいミステリーとしても、そして推理ゲームとしても完成度と評価が高い。
更に言えばフリーホラーとしても、本作は相当怖い。






今回は旧作レビューだけど、本作が公開されたのは10年前。

以前最初にプレイしたフリーホラーは『絆輝探偵事務所』と書いたけど、実は本作をプレイしたのはそれよりも前。
確かに下手なホラーよりも遥かに怖いけど、本作はあくまで心霊要素の一切ない本格ミステリーとして扱いたくて、あえてそういう書き方をした。

……そんな思い出のある本作だけど、同時に旧作ながら今プレイしても面白いんじゃないかと思う。






本作の売りは、先にも述べたように本格ミステリーとして面白いこと。

中でも犯人当てがプレイヤーから見て公平に行われるのは、推理ゲームが本当に好きな人には嬉しい点だ。
具体的には犯人当ての際に、プレイヤーへの挑戦状という前置きを書いてくれてる。
その上で犯人当てに挑み、当たれば嬉しいし外れても納得感がある、まさにお手本のような推理ゲームだ。

そしてミステリーの良さを損なわずに、上手に怖さも付随してるのが秀逸だった。
具体的にはクローズド特有の人々が次々と殺される恐怖が描かれる。
フリーゲームらしく探索要素もあるんだけど、それも相まって凄まじいスリルを味わった。

他にもメタフィクションが絡んできたり、犯人が最凶のサイコパスだったのも、記憶に深く刻まれる要因になった。


今となっては奇抜な演出に頼らないのが逆に珍しく、しかしだからこそ10年後にも通用する。
本作はそんないつの時代にもおすすめできる推理ゲームだ。






評価B 75点

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考察

ちなみに本作に対して、今まで言う機会がなかったとある考察を書いてみる。
それは一部の人から批判されてる、犯人の体力に関する考察だ。

実は犯人は物語の裏では超常現象を使ってるんじゃないかと予想してる。
その理由は物語が明確に『神童ノ哥』と繋がってて、そこで出てくる超常現象に人をバラバラにする力があること。

もちろんこれらは単なる偶然かもしれないし、真実は作者のみぞ知る。

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