プレイ
https://www.freem.ne.jp/win/game/27799
実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_P_LqURxB4Nea2wku9D_DHKPU5hWyPZp
レビュー感想
タイトルからも察する通り、逆転裁判やダンガンロンパに影響を受けた推理ゲーム。
システムは逆転裁判、ストーリーや演出はダンガンロンパという感じだった。
実はこのゲーム、紹介ページを見た時点ではあまり期待してなかった。
理由はキャラの顔グラが全員自動生成で作られてるから。
どうしても手が込んでないように見えてしまう。
だけど実際にプレイしてみると、顔グラには手が加えてあり表情差分もあったし、何より全体を通して痒いところに手が届いてるのがよく分かった。
例えば証拠品をいつでも見返せる。
……当たり前のようで、フリーゲームでは意外とないものも多く、あるととてもありがたい。
他には会話中に頻繁にフキダシが出たりSEが鳴ったりもする。
特に会話中のSEはノベルゲームですら未実装のものが多い。
だけどそのほんのひと手間を加えるだけで、例え同じ文章でも感じる印象は見違えるほど変わる。
例えば面白い会話のやり取りで使えばより笑いを誘えるようになるし、強調したい部分で使えばそれが重要だとプレイヤーに気付かせやすくなる。
本作はグラフィックなどがシンプルな分、会話中のSEの使い方がそれこそお手本のようだった。
物語の構成も良かった。
本作では大きく3つの事件が発生するが、それら全てに繋がりがあり、最後の事件をクリアすると物語全体の真実が明かされる。
実際フリーゲームでは「シリーズものや続編にする必要あった……?」みたいな作品がかなり多い。
だけどこのスイリガクエンには複数の物語(事件)を繋げる必然性がちゃんと用意されていた。
ちなみにオチはダンガンロンパをプレイ済みの人なら、中盤くらいで大体察しが付くと思います。
欲を言えば会長達の正体が明かされて、ここから最後の事件が幕を開けるのかと思ったら、幕を開けずに終わったところは勿体なく感じました。
逆におまけの話は他の人のレビューにもある通り、本編クリア後にこれを見せられるのは、意図は分かれど賛否あると思います。
B 70点