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レビュー感想
アツマール終了で消える良作第二弾。
正式名は『サスペンス ~突然デビューだミステリー~』。
そんな謎のネーミングからも分かる通り、本作はかなりギャグ要素の強い推理ゲームだ。
とはいえバカゲーほどぶっ飛んではない。
推理も第一印象よりもずっと本格的だしフェアなので、安心してプレイしてほしい。
実はこのゲームからは少しプロっぽさを感じた。
特にキャラ立ては一人一人に個性があって、見た目と名前が見事に一致してる。
というより見た目そのまんまの名前だ。
例えば『キミガシネ』には食べ物をモチーフにしたキャラがいるけど、なんとこのゲームにもいる。
意識すれば誰でもできる小技とはいえ、そういう小さな積み重ねでプロっぽく見えるんだろうな。
一枚絵も豊富にあるし演出も凝ってて、意外と隙のないゲームだ。
所々で発せられるネタボイスには程良く笑えた。
プレイ開始直後の注意書きのボイスで笑った人も少なくないのでは。
このゲームのギャグ要素の約半分は声ネタ、といっても間違いではないかもしれない。
そしてこれも創作初心者の勢いのある声ネタというよりは、安心して笑える感じだ。
肝心のミステリーは割と普通で、人によっては物足りなく感じそうだ。
まあ最初から犯人が分かってるパターンだったし、そこは変に凝るつもりもないのかもしれない。
ゲーム性は相手に証拠を突きつけるいつものあれ。
難易度も選べて、ノーマルでプレイすると程良く難しい。
説得パートや推理パートの演出もアツかった。
中でも軽快な曲と共に文字がくるくる回る演出は、プレイしてて盛り上がった。
(文字が逆向きの時読みづらいけど)
ちなみに続編があるとのこと。
ただ作られる可能性は薄いかもしれません。
事件自体は一区切りつくので、完成部分だけのプレイでも問題なくおすすめです。
C 60点