プレイ
https://www.freem.ne.jp/win/game/30860
実況
https://www.youtube.com/@syamoji_sword/search?query=継接ネクロ
レビュー感想
死霊術師とネクロドールという風変わりな兄妹、ルカとエレナ。
彼らは魔女の遺物を求めて、呪われた山奥の村へと訪れる。
今回は珍しく、戦闘ありの探索ホラーゲーム。
実はこのゲーム、記事にするかかなり迷った。
その上で記事にした決め手は、ホラーにもかかわらず戦闘があるから。
フリーホラーといえば謎解きや追い駆けだけど、そういう様式美があるからこそ、変わり種も生まれる。
そして個人的には、そんな変わり種のフリーホラーを強く求めてる。
もちろん変わったことをすれば手放しで評価する訳ではなく、あくまで基本が面白いのが大前提。
本作でいえば、押さえるところはちゃんと押さえてる。
具体的にはやはりバディものなのが個人的には良かった。
一方でよくある探偵バディではなく、作中でも「自分たちは探偵じゃない」と言ってるのが印象的だった。
本作の特に良かった点は、終盤のストーリーの空気感。
中盤まではそれこそホラーお約束の空気感があったんだけど、終盤からはそれががらっと変わってくる。
始めは魔女の遺物に固着する主人公たちと呪われた村人たちとで、血みどろの争いになると思ってた。
だけど実際にはそうはならず、皆が真実を直視していく方向に向かっていく。
村人たちの達観したかのような覚悟には、気付けば小さな感動すら覚えてた。
そしてこの空気感こそ、変わり種ならではの良さだと思った。
それこそこれは、戦闘のあるホラーだからこそ生まれ得たストーリーなんじゃないかと思う。
ちなみに本作は話としては完結してる一方で、続編がありそうな終わり方をしてる。
個人的には続きが出たら是非プレイしたい。
評価C 60点
コラム
今回はPLiCyコンテストのシナリオ部門の受賞予測。
『ラジアータの愛染罪』『勇者の選択肢がおかしい』。
前者は直球の予想で、後者はksg賞の扱い次第で変わってくると予想してます。
他にも良作ひしめく部門だけど、突出してるのはこの2作では。