4日後に死ぬ! レビュー感想

プレイ

https://www.freem.ne.jp/win/game/29818

実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PLMkQo-m4xY8iTexB-0EeaUojV_Aed0jC5

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レビュー感想



4月24日4時44分にあなたは死ぬ。
そんな予言にあらがう「百合×怪異×探偵」がテーマのノベルゲーム。

以前当サイトでも取り上げた『Lost Dragons』の作者の新作。

骨太だったそれとは打って変わり、今回は綺麗にまとまった小粒の良作だった。






百合を評価するのはかなり久々かもしれない。

厳密にはいくらでも評価してるけど、公式で百合として売り出してるゲームの中では、それこそ2017年の『白薔薇学園殺人事件』以来だ。

裏を返せばそれくらい百合の中でも頭一つ抜けて面白かった

百合を制作する上で鬼門となる男性キャラも何人か出てくるけど、その扱いもとても達者。
どの男性キャラにも引っ掛かりを感じなかったし、物語を盛り上げるのにみんな一役買ってくれてた。


一方で怪異や探偵の要素は薄味だった

ノリはホラーというより現代ファンタジーだし、推理要素もほぼない。
全体的に方向性が雑多な印象は否めなかった。

ただその雑多な感じが、逆に話の盛り上げに一役買ってるようにも思えたな。

少し不思議な表現かもしれないけど、今回の場合はあえて一点特化型にしないことで、よりフリーゲーム的な面白さを引き出せたように感じた。






何より終盤になって隠しテーマのループものが加わるのがとても良かった。

ループしてることは勘の良いプレイヤーなら序盤で分かるとはいえ、それまでパズルの断片だったIFストーリーが繋がっていくのは痛快だったし、何よりアツい展開だった。

「ラスボスを倒すために、実は各並行世界で裏工作してた」と種明かしされるところなんかは、プレイヤーのツボをちゃんと理解してる。


一方でエンディング後のオチは、個人的にはあまり好みではなかったかな。

完全ではないとはいえほぼ大団円で、折角のほろ苦い余韻が台無しになったのは残念。

とはいえ個人的にオチは余程のことがない限り気にしないので、総じておすすめの良作でした。






B 70点

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コラム

何だかんだで新作フリーゲームの記事を書くのがかなり久々になってしまった。

最後に書いた新作フリーゲームから、なんと4ヶ月も空白期間がある。

ちなみにその間にも取り上げようと思ってやめたものは何作かあった。
その最有力候補だったのは『継接ネクロ』。

ただ作者曰く三部作らしいんだけど、続編は10年後に作るとも言ってたので掲載は見送りました。