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レビュー感想

機械の怪物ダイモスが支配する世界。
主人公の少女ネモは、とある事件を切っ掛けに冒険へと旅立つことになる。
ファンタジーとは一味違った世界観で、彼らを待ち受けるものとは……。
久々の王道RPGだけど、まず何より世界観にわくわくした。
個人的によくあるファンタジーには関心がないだけに、こういった独自性があるのはシンプルに嬉しい。
本作のような文明の息遣いを感じられるファンタジーは、とりわけ好みだ。
具体的な設定にも骨太さが見え隠れする。
文明を感じつつもどこか寂れた街の風景と、ハイテクな機械の怪物たちの対比には、技術の格差を感じた。
それがポストアポカリプスなのか、未知の脅威なのかは未確定だけど、だからこそ今後が楽しみでもある。
一方でストーリーは今のところ普通。
所々に不穏さを滲ませてるとはいえ、この感じだと案外あっさり解決して終わりそうだ。
機械の怪物も現状では魔物が置き換わっただけの印象が拭えない。
総じてもうひと工夫あってほしいと思った。
演出は意図してるとはいえ、一昔前を思わせるレトロな絵柄とノリが人を選ぶと思った。
絵自体は上手いので評価が下がることはないけど、プレイヤー層は大分限定されそうだ。
個人的にもこの絵柄とノリはあまり好みではなかった。
それでもタイトル画面や導入の演出など、現代的な部分もあったおかげで最後までプレイできた。
その意味で言えば、現代的な部分とレトロな部分が両極端にあった。
グラフィックや音楽にしても、HDとドットが混在してる。
とはいえレトロにさせすぎない折衷案と考えるなら、これはこれでありかもしれない。
最後に気になった点を挙げると、良くないレトロまであると思った。
例えば場所移動のたびにロード画面が表示されたり、敵が固めなのは地味にストレス。
個人的には逃走や場所移動などのノイジーなSEを何十回も聴かされ続けるのが地味に辛かった。
総評としては改善点が色々とありつつも、同時に光る部分もある一作だった。
評価C 65点
コラム
ちなみに本作はまだ完結してないけど、完結編を記事にするかは未定。
正直に書くと、よくある王道RPGになった場合は記事にしないと思います。
……その場合の感想は他の人に任せます。
