花火と幽霊少女 レビュー感想

プレイ
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レビュー感想



今回取り上げるのは、なんと人気作のフリーホラーゲーム。
それも節々から次世代の息吹を感じるホラーだ。

新時代のフリーホラーゲームに、果たしてプレイヤーたちは何を受け取るか。






実を言うとプレイする前までは、このゲームに全然期待してなかった。
理由はサムネイルの雰囲気からしてキャラメインで、ホラーはおまけ程度だと思ってたから。
だからこそ実際にプレイしたらがっつりホラーで、良い意味で予想を裏切られた

何より今回の敵は頭脳派で組織も盤石という、ホラーゲームの中でもかなりの強敵なのが良かった。
特に悪手を打ってる訳じゃないのに、主人公サイドがじりじりと追い詰められていくさまは、他のホラーゲームでは中々味わえない感覚だ。

「犯人はこの中にいる」という伏線も、「どうせ猫が犯人でしょ」と思ってたら、見事に豹変を喰らった。
そこも良い意味で裏切られたし、何よりこの手触りのホラー演出に懐かしさを感じたな。






そういった昨今のホラーのお約束もある一方で、本作には新しい試みも色々あった。
そしてそれらを一言で表すなら、ホラーノベルに回帰したゲーム表現だろう。

具体的には探索要素がありつつも、同時に選択肢がメインのゲーム性として使われてる
当事者じゃないから想像だけど、もしかしたら最初期の探索ホラーのゲーム表現に近いかもしれない。

他にも物語の時間軸が長く、時には日常パートも挟まれる
もっと言えば選択肢によっては、全く異なる世界線に進んでいくこともある
まさに長編ホラーノベルのあのプレイ感覚を、探索ホラーで味わえてしまうことに、小さな感動を覚えた。






一方で難点も挙げると、同人ゲームのノリが強いのとミームが多いのは今一だった。
それとこれは短所ではないけど、特に理由がなければ自国を舞台にしてほしかった。

とはいえ日常パートも描写が丁寧で面白かったし、プレイに支障が出ることはない。
細かい不満はあれど総じて良作で、人気作としては珍しく手放しで評価できるゲームだった。






評価B 75点

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コラム

メタフィクションの『Oblivion Maiden』も、本作と同じく同人ゲームのノリが強かった。

『パラノーマル・ストリーミング』は良作ではあったけど、個人的にははまり切れなかった。
2010年代のフリーホラーゲームのリスペクトとのことだけど、そこはもう少し絞って書いてほしかったな。

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