プレイ
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm17658
レビュー感想
本作はえんため大賞受賞作のデスゲームもの。
それだけに完成度は高く、中でもグラフィックは突出してる。
全何章かは不明だが、現在は2章までプレイ可能。
ちなみに有料版がSteamで販売されてるが、内容に違いはないとのこと。
参加者達は魔法使いとなり、紛れ込むマモノを見付け出すのが目的。
それも今回は犯人が誰かを推理する議論パートが存在しない。
だが参加者は癖が強い上に倫理観も歪んでて、敵側じゃなくても普通に人を殺したりする。
そのせいで他の類似作と比べても、本当にちょっとしたトリガーで悲惨な結末を迎えやすい。
それくらいデスゲームものとしては最悪の面子揃いだ。
そんな絶望的な状況を打破するのが、主人公の一人、グラシカルの持つ未来視の能力。
物語の構成もそれに合わせて、前編は未来視パート、後編は予知を見た上での実践パートになってる。
特に1章の時は「今までのは全て予知だったのか」という驚きがあった。
一方で頭脳戦などのミステリー要素は少なめで、なくはないけど大体が流れで決まるというか、参加者の気まぐれで事が進んでいくような感じだった。
なのでその辺は人によって賛否があるかもしれない。
また本作はダブル主人公で、男女のバディものでもある。
それも攻撃全振りのヴァスと、ミステリアスな雰囲気のグラシカルという対極の2人。
キャラの操作も時々で2人が入れ替わりつつ進んでいく。
その意味ではギャルゲーと乙女ゲーを同時にプレイできるといえるかもしれない。
とはいえ現時点ではグラシカルの一方的な愛しかないのでギャルゲーだけかも。
B 70点