迷い子たちのララバイ レビュー感想

プレイ
https://www.freem.ne.jp/win/game/21734

実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_P_LqURxB4NNG1_p5MrJKxp0zm4_JxM7

https://www.youtube.com/playlist?list=PLMkQo-m4xY8hwdStkK8CQ5Ea97lClCq4W

https://www.youtube.com/playlist?list=PLnjiFOH3nMRp5iJ9LT1b5QvFR3we2XHAg

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レビュー感想

ある日、差出人不明の手紙が砥上探偵事務所に届く。

探偵の砥上弦と同居する高校生の来海沢光は、その手紙に導かれるまま八木沢村の心霊スポット、カミシロのお屋敷へと向かうが……。






本作はある一点を除けばド直球という言葉が似合う王道の良作ホラー

ホラーといってもプレイヤーをおどかして引き込むタイプではない。
むしろ怖くないし、何ならゲームオーバーもない。


ではどこで引き込まれたかといえば、ホラーを絡めたミステリーのレベルが高くて面白かった

超現実を許容できれば『神林家殺人事件』などにも引けを取らない、よく練られた良質なミステリーだった。

それこそミステリー部分だけでいえば、恐らくある程度影響を受けたであろう『絆輝探偵事務所』を上回る完成度だ。






そんな王道ホラーの迷ララだが、前述した通り、ある一点では異彩を放っている。

それは弦さんの光に対する歪んだ感情だ。

一応両思いなので普段は過保護なくらいで済んでるが、時折弦さんの言動が急にやばくなる。

特に絞殺のシーンは流れ的にプレイしてて普通に困惑しました。
「今良い流れだったのに、そこで壊す?」的な。


一方の光は本当に終始普通の人でしたね。

しいていえば大事な手紙をうっかり燃やしてしまう場面は「えええ……」となりました。






ゲーム的には操作キャラの切り替えシステムがあって、話を進めるためには主人公2人を切り替えて屋敷の謎を解いていく必要がある。

だけどこのシステムが真価を発揮するのは、終盤の主人公2人を切り替える意味がなくなった時

これこそゲーム性を利用した物語の魅せ方だと思ったし、軽く感動しました。






A 80点

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追記

本作のおまけにあたる人狼ゲーム『Werewolf in the Cursed House』が公開された。

早速プレイしてみたが、やはり面白かった。
特に本編ではグラフィックのないキャラの絵があるのは嬉しい。


ただ本編の面白さを考えると物足りなさもあった。

人狼ゲームの特性もあり、作者によって得手不得手は一人一人違うのだと改めて感じました。