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実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_P_LqURxB4PIeEfuRKcBsuA3CZ5s2EaB
https://www.youtube.com/@haoxgame/search?query=最後の村
レビュー感想
今回はこのサイト始まって以来の手抜きゲーの紹介になるかもしれない。
それもそのはずで、どうやらゲームジャムの参加作らしい。
期間は1ヶ月らしいが、本作の制作期間はもっと短いかもしれない。
それなのに、こうもはまってしまうとは。
それも「短期間でこれを作るの凄い」だけではなく、ゲームとして普通に面白かった。
舞台は勇者が魔王に敗れて、最後の村以外が消滅してしまった世界。
生き残りは数人の村人と勇者パーティ一行だけ。
そんな設定からミステリーが始まることが、まず意外だった。
それもゲーム性は、勇者パーティの一人一人から話を訊いて考察する感じで、かなり凝ってる。
例えるならマーダーミステリーに近いかもしれない。
最初は勇者パーティの仲間になった順番を考察していくんだけど、この掴みが上手くてどんどん引き込まれていった。
その後も話を進めるごとに様々な情報が飛び交っていくんだけど、全然だれない。
勇者パーティ6人のキャラもそれぞれ立ってるし、所々にあるネタ回答も良い意味で下らなかった。
そしていよいよ物語の肝である、時を戻す魔法の情報が現れる。
だけど初めは漠然と名前が出てくるだけで、そもそもの具体的な効果の詳細から推理していくことになる。
それと並行して誰がどのように魔法を使ったかや、そもそも本当に使われたのかも推理していくんだけど、色々な可能性があって想像を膨らませるだけでも面白かった。
それでも本作はあくまで推理ゲーム。
最後には一つの真実に辿り着く。
正直、ラストは少しだけ泣きそうでした。
プレイし始めた時はアツマール終了を揶揄したバカゲーで、それにミステリーが付随してるくらいに思ってた。
それが終わってみれば直球の感動系。
推理部分もファンタジーさえ気にならなければ、普通に上質なミステリーだった。
もしかしたら、これがアツマール最後の良作ミステリーになるかもしれません。
C 60点
コラム
奇しくも同時期に公開された『消えたリリーと呪いの館』も良作ミステリーだった。
制作期間やテーマ的に、これもゲームジャムの参加作かもしれない。
最近はこういった「どういうゲームかを探り当てていくところから始めるゲーム」が個人的には好みです。