Twelves. レビュー感想

プレイ
https://www.freem.ne.jp/win/game/7436

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レビュー感想



今回取り上げるのは当サイトでは珍しく中編RPG。
一方で舞台は現代で、よくあるファンタジーとは一線を画した世界観だ。

王道でありながらも癖のあるこのゲームに、プレイヤーたちは何を思うか。






今回は10年以上昔に作られた旧作レビュー。
一方で本作にはそれを思わせない、今プレイしても色褪せない不思議な魅力がある。
それどころか未来になって初めて光を灯し始める、稀有な創作物にすら思えた。

物語は中年の主人公が人生に行き詰まり、自ら命を絶とうとするシーンから始まる。
そんな彼の前に謎の人物が現れ、人と会ってはいけないことを条件に、主人公は無人島で少年へと若返る。
しかし裏の思惑を主人公が知ったことで、物語は大きく動き出す……というのが冒頭の流れだ。

この時点で舞台も世界観も登場人物の属性も、一般的なRPGとは大きくかけ離れてる
そしてだからこそ、先の展開や結末が読めないこの冒険にわくわくできた。






何よりこの変わり種の設定を上手く生かせてるのが良かった。

登場人物の面では、主人公のように若返った人たちが他にも何人か登場する。
結果的に拉致された見ず知らずの男女が協力し合うことになるんだけど、その感じが個人的な好みだった。
彼らは見た目は子供でも頭脳は大人で、それも現代に生きる人たち。
それぞれが多様な人生を持ってて、それが語られたり行動として表れるところも本作の魅力だ。

舞台の面では、前半は現代の無人島を点々としていって、たまに街もあるという構成がユニーク。
後半になると舞台は一気にファンタジー寄りになるんだけど、それも味変として見事。
RPGの探索としても、よくあるファンタジーでは味わえない冒険の魅力があった。






一方で短所としては、ゲームバランスには改善の余地があったように思う。
とはいえ古いゲームなので、そこはある程度はご愛敬。

もう一つ挙げると現代が舞台ではあるけど、実際には現代が絡んでくる展開や仕掛けほとんどない。
例えば主人公の過去が後々本編に絡んでくるとかがあれば、評価は更に上がってたと思う。






評価C 65点

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コラム

他にもレトロコミカル路線で独自世界観のRPGを挙げてみる。

『ヒトノコ』は人が死ねない世界をコミカルに描いた、イベント戦のみの短編RPG。
個人的にはレジスタンス側も物語に何か一矢報いてほしかったな。

『響けポルカ』は空島を舞台にした、音楽がテーマの短編RPG。
ただ肝心の演奏が単なるコマンド使用の繰り返しで、売りというには物足りない。

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