サイボーグクトパ R-17.99 レビュー感想

プレイ

https://store.steampowered.com/app/2808980/_R1799/
https://plicy.net/GamePlay/186060

実況
https://www.youtube.com/@haoxgame/search?query=kutopa

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レビュー感想



本作の売りは1200枚以上のイラストで表現されたアニメーション

正直これ、ノベルで作画するクオリティを遥かに上回ってる
アニメーターとしてYoutubeとかに投稿しても、全く違和感のない品質だ。

特に縦横無尽に動き回るカメラアングルには、すさまじい画力を感じた。
これをキャラクターから背景に至るまで、全て1コマずつ手描きしてるというから驚きだ。






これまで様々な良作ノベルをプレイしてきたけど、本作から受け取った快楽はそれらとはまるで別物だった。
これはまさに完成度の高いアニメーションを見てる時の、あの快楽だ。
端的に言えば、アニメーションに心動かされた

良い意味で「このゲームは本当にノベルなのか」と考えたし、それこそ将来のノベルが向かう一つの可能性を見せられた気さえした。

アニメーション自体の完成度もさることながら、その技術で表現してる内容も良かった。
具体的には本作からは他のゲームを圧倒する強いジャンプ味を感じた。
このジャンプの感じは、間違いなくアニメーションがなければ表現できなかった。

近年はアニメーションが売りのゲームも増えてきてる。
だけど大半のゲームは完成度を上げること自体が目的化してるように感じてる。
そしてそういう惰性や大人の事情で描かれたアニメーションを見ても、何も心動かない。
その意味で本作はそれらのゲームの上を行ってた。






アニメーション以外の評価はというと、意外にもイラスト自体も良かった。
なんというか、日本をリスペクトする海外の人のような絵柄に感じた。

一方でストーリーやゲームシステムは普通でした。
ストーリーはよくある脱出ホラーにバトルを足したような感じだし、ゲームシステムも基本はノベル。

だけど不思議と、それすらもアニメーションによって特別なものに感じたな。






B 70点

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コラム

本作はTGF不参加でゲームをPLiCyに投稿してる。

PLiCyといえば今年のコンテスト応募作が出揃った。
応募数はアツマール閉鎖と時期が被った去年の半分以下だけど、それでも大盛況に変わりはない。

今回特筆すべき点は、審査員に比較的有名な実況者がいること。
コンテストとかでよく目にする作者と距離の近い実況者ではないし、どんな結果を出してくるのか楽しみ。