SHADOW レビュー感想

プレイ

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実況
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_P_LqURxB4MH7Qu0lz6z5vwagdT5MVtI
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SHADOW

やばすぎる学校が舞台のサスペンスADV。

個人的には『GTO』を彷彿とさせられたが、一つだけ大きく異なる点がある。
それは主人公として生徒と戦う人物が教師ではなく生徒なところ。

同時に主人公、来栖恭也のキャラクター性こそが、本作最大の売りでもある。

彼の人柄は作者自身も公言してる通り、レイジングループの房石に影響を受けてる。

プレイヤーが彼をどう見るかだけでも、本作の評価は大きく変わりそうだ。
正直に言えば万人向けとは言い難いかもしれない。






シナリオ的には4章構成だけど、現実味を最も感じられたのは1章

同時に本作のテーマというか、そういうのを色濃く感じたのもまた1章だった。

2章以降はむしろデスゲームもののニュアンスが強まった

それはそれで面白いんだけど、方向性が迷子な印象を抱いてしまった。
実際「レイジングループの上位互換で終わっていいのか」と思いながらプレイしてた。


だけど4章のラストで見事にやってくれたね。

SHADOWという物語、そして来栖恭也というキャラクターが、まさにあの瞬間完成した。

事の顛末は、どうか自身の目で確かめてほしい。



以下ネタバレ注意






ラストの犯人は牧島と予想したけど、見事に外れ。

ただプリントが散らばるシーンに違和感を覚えて、そこからずっと犯人候補を変えなかった意味では、かなり惜しかった。

主人公が「最終的には必ず体育館に来る」と言った時は当たったのかと思ったけど、案の定いつものミスリードでした。

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SHADOWS

SHADOWのまさかの続編。

前作は基本個々の犯人を各章ごとに追っていく感じだったが、今作では犯罪が完全に組織化されてる。
そのため敵味方が明確に分けられてて、そこら辺は前作とは大きく異なる。

正直前作のような味方が裏切るかもしれない疑心暗鬼がなくなったことには、やや物足りなさがあった。


とはいえそれが今作のテーマの一つでもあるし、仕方ないのかも。

敵側にも裏切り者はいなかったし、終わってみれば正義と正義のぶつかり合いという印象が強く残った。






シナリオは今回も全4章で、前半が学校で後半が修学旅行という構成。
個人的には後半の方が面白かった。

中でも修学旅行編は完全に日常パートで、この作者がああいう感じのものを作ったことには少し驚き。

何というか最近はキャラものにシフトし始めてる印象をうっすら感じてます。
それもミステリーの質が下がってる訳じゃないので、良い意味で。

サイトには各能力値ランキングなるものまで公開されてて、最早超人頭脳バトルものと化してきてる。



以下ネタバレ注意






犯人予想は今回も外れ。
個人的には高島が誰かに裏切られると予想してたんだけど、まさかそれすら外れだったとは。

その一方で、なんと図らずも見事的中した部分もあった。

それは……主人公の就職先

むしろ特に何も考えられてなかったらこっそり要望しようとすら思ってたので、嬉しい誤算でした。






B 75点